2022年07月18日
フィールドキッチン
皆さんこんにちは、マサダ556です。
キャンプ、楽しんでいますか?
まだ寒い時期でしたが、毎年キャンプ初めはGWにとある湖畔の野営場に足を運んでいます。
春キャンプは人も少なく厄介な虫もいないので、過ごしやすいので すが、天候が不安定なのがネックですね。
ここには足掛け4日お世話になりましたが、今年は連日の雨と低温に悩まされるキャンプとなりました。
外気温が日中でも8度ほどで日が暮れると4度以下にまで低下します。
そしてあまり激しくは無いものの、シトシトと降り続く冷たい雨・・・
幸い風は弱かったのですが、それでも手足の先がギリギリと冷えてきます。
炭火に当たりながら晩飯の仕度をするのですが、こうも冷えると億劫になりがちです。
とは言うものの、コンビニ弁当ではせっかくの雰囲気がぶち壊しです。
そこで今回のお話は 「フィールドキッチン」 です。
皆さんには余り聞き覚えの無い言葉だと思います。
フィールドキッチンとは、軍隊で言う移動型の野外炊飯車あるいはそれに相当するモノをそのように呼称しています。
歴史は相当古く1800年頃にはヨーロッパでその原型が現れ、アメリカでは西武開拓時代には既にカウボーイや開拓者たちが使っていたようです。
(また寒くなってきました。ついさっきまで、9:30頃は22度だったものが今は12度です。山の天気とは本当に気紛れです。五月二日)
飯の盛りが悪い軍隊が、勝てた試しはない。
軍関係者では昔から言われている言葉です。
いかに精強な部隊でも、補給線を絶たれ軍事的インフラが確保できない事態に陥ると、ただちに撤退を視野に入れた行動を取ります。
人員、武器弾薬、医療品、水食料のどれが欠けても戦闘の継続は不可能となるからです。
また補給線を奪取されるということは、敵が後ろに回り込み退路を絶たれた。と言う事を意味します。
物資の補給もなく、いつ後ろに回り込んだ敵に背中を刺されるか分からない状況で、目の前に展開している敵との戦闘など、誰も考えたくはないでしょう。
さらに言えば、後ろを遮断した敵を何とかしない限り増援の部隊すら望めないのです。
このような状況では兵達の士気など絶望的となります。
乏しい食料弾薬、焼けつくような喉の渇き、医療品の不足で放って置かれるだけの傷病兵・・・
いずれ脱走者までもが出始め、呆気なく戦線は崩壊します。
云わばいかに強大な敵でも補給線さえ絶ってしまえば、圧倒的に有利な立場で戦闘の主導権を握ることができるのです。
したがって現代の先進国の軍隊は、いずれも先進的なフィールドキッチンを保有して有事に備えているわけです。
全5軍、世界最大規模の軍事力を世界中に展開することが可能なアメリカ軍では、最前線の部隊でさえ3食のうち必ず1食は温かい食事が取れるように配給部隊を配置しているそうです。
いかに軍事行動と食事が密着したものなのか、お分かりかいただけたかと思います。
さて、のっけからキャンプとは関係無いような話をしてしまいましたが、キャンプそのものも、食事の良し悪しはダイレクトに跳ね返ってくる話です。
言うまでの話ではなく、誰でも「不味い飯は嫌だ」
これに尽きる訳です。
キャンプ飯の美味い不味いは、これからのキャンプと言う趣味を根本的に見直す結果にもなりかねないのです。
自分的には不味い飯など御免被るので、調味料と調理器具には気を遣っています。
特に調理器具はなるだけ妥協しません。
美味い飯にありつくためには必須な道具であり、調理後の洗い物まで考えて自分なりに納得したものを揃えています。
したがって今流行りの小型の調理器具や色々と重ねて収納するスタッキングとは縁のないモノばかりです。
少しばかり説明していきます。
自分が、調理食事に使う器具はここ何年か全く変わっていません。
基本的には、調理台に使っているスチールテーブル、これだけは最近新調しました。
その上に乗るコンロ、調理器具である飯盒、フライパン、1リッター鍋、ケトル、樹脂製の蓋付きカップ。
後は湯沸かしや簡単な調理に使っているガスコンロと五徳、何枚かの樹脂食器。
これらをメインとして使っています。
つまり自分のフィールドキッチンと言うわけです。
これだけで、何不自由なく様々なキャンプ飯を満喫しています。
ではどのような使い方をしているのか自己流ではありますがお話したいと思います。
先ずは炊飯に使っているのは昔ながらの飯盒です。
一時期流行りのメスティンを飯1合用の小さいサイズとその倍ほどの大きさのモノを二つ買いそろえて使ってみましたが、なんとも使いづらいですね。
ご飯の味は悪くはないのですが、焦げ付かないか確認のために何度か蓋を開けてかき回してみたり、火加減の調整にも気を使います。
構造的に浅い作りなので、炊飯中にボタボタと糊のようなお湯が滴り落ち、ガスコンロが汚れ焦げ付いてしまい、使えません。
食べ終わった後はメスティンの底にご飯がこびりついてしまうので、今度は洗い落とすのに一苦労です。
更に言えば、炊飯する以外にほとんど使用用途がありません。
小型のモノを半年ばかりキャンプや台所で使ってみましたが、満足行く結果が得られず結局お蔵入りです。
大きい方は一度も使わないまま小屋の中です。
やはり飯盒に戻ってしまいました。
特にドイツ式の飯盒を手に入れてからは、余りにも便利すぎて野外の炊飯はこれ一辺倒になりました。
日本式の飯盒に比べ中子が深く作られているので、ここで炊飯しながら
レトルトパックや缶詰も同時に加熱できます。
蓋も深い作りになっているので、炊飯が終わった後に蒸らしながら、スープを作ったり、フライパンの変わりに簡単な炒め物を作ったりもできるのです。
自分的には理想的な調理器具のひとつです。
早速もう1つ買い求めて自宅でも使っているくらいです。
自分の求めるモノは、小さいとか、中に収納できるとかではなく、
「いかに多用途な使い方が可能か」
これに尽きます。
自宅の台所とは違い、キャンプ場に持ち込める道具や食材など、たかが知れています。
そんな状況で美味い飯を作ろうと考えるなら、先ず料理の知識です。
手持ちの食材と調味料で何が出来るのか?
この知識が豊富な人ほど有利と言えます。
そしてそれを可能にする調理器具の存在が不可欠と自分は考えます。
つまりどれだけ多用途に応用が出来るか。が、道具選びの基本になっているわけです。
ちょと例を挙げてみましょう。
キャンプに欠かせない食材と言えば、真っ先に肉を挙げる人がほとんどではないでしょうか?
しかし毎食焼き肉ではさすがに直ぐ飽きてしまいますよね。
では、肉料理と言ったらどれだけ思い付くでしょうか?
簡単に焼くと言っても、ステーキなのか焼き肉なのかで大きく変わって来ます。
また網焼きか鉄板焼きか、煮て食べるにしても肉鍋にするかしゃぶしゃぶにするか、はたまた、すき焼きにするのか?
どれをとっても食材や調味料は大きく変わり、同時にそれに対応できる器具でないと料理はできません。
せっかくパックの焼き鳥を買ってきても、焼き網か焼き鳥スタンドに類するものが無ければ、焼き鳥は難しいと言うことになってしまいます。
こんな時、多用途に使える調理器具の便利さが、身に染みて理解できると思います。

いつも使っている食事用のギアたちです。
フライパンと言う調理器具を知らない人はこの国にはいないでしょう。
台所でもキャンプでも大活躍です。
今流行りの主流は、取っ手が外れるものや、鉄板の分厚いもの、またステーキに特化したような、小さな鉄板などですね。
自分も何か面白い調理器具がないかAmazon等で良く検索したりします。
しかし何年か前に某スーパーで見つけたフライパンを越えるものは今だ現れていません。
それは、25センチの丸形、両端に取っ手がついた至って平凡な形をしたフライパン、特にテフロン加工が施されている訳でもないただの鉄板です。
しかしそのパンには厚い鉄製の蓋が別売りで付属しているのでした。
こいつは使えるっ。
直感的にそう感じた自分は早速買い込んでキャンプに持ち込んでみました。
思った通り、中々便利です。
まず、当然の事ながら蓋があれば、埃が入りません。
風の強いときには落ち葉まで入り込む事があるので今までは目を離せませんでした。
次に、何と言っても虫の侵入が大きく減りました。
特に春先の寒いときなどプールに飛び込むかのように羽虫達が鍋やパンのなかに飛び込んでくるのでウンザリします。
一度など余りにもハエがいっぱい入っているので一鍋丸ごと麻婆豆腐を捨ててしまったことがあるくらいです。
そして最大の便利さはこの蓋が厚い事です。
一度グラタンやピザをつくってみましたが、成功です。
ホワイトソースの上に粉チーズをたっぷりと振りかけて蓋をし、その上に真っ赤な炭を乗せて15分ほど加熱します。
この時蓋が熱に弱いと変形してしまうので隙間が開いて上手く行きません。
しかしこの蓋はそんなこともなく、無事役割を果たしてくれました。
つまり簡易的ながらダッチオーブンでの調理も可能となったわけです。
当然保温にも優れ、何かを煮込むときにも活躍しています。

ケトル
コーヒー好きの自分には切っても切れない器具です。
当然有って当たり前の器具なのですが、適当な大きさのケトルと言うものが中々見つかりませんでした。
またケトル1つに4~5千円も出すつもりもなかったので、ずっと鍋で湯沸かしをしていたのですがこのキャンプブームで低価格のキャンプ用品が手に入るようになりました。
鍋、パン、ケトル、樹脂食器のセットに早速飛び付きました。
4千円程度の商品だったかと思いますが、実用上何の問題もなく今も当たり前に使っています。

スチールテーブル
以前は小型のアルミテーブルを使っていましたが、大きめの荷物が1品増えることを覚悟して購入しました。
結果としては大変便利なので良い買い物でした。
この上にコンロから食器に至るまで全てを乗せて調理が可能で、正にフィールドキッチンそのものです。
このテーブルも幾つかの競合する候補の中から耐荷重が高く、足がロックできてぐらつかない物を前提に選びました。
特に足がロックできないテーブルは野外で使うには危険が伴います。
傾斜地では倒れる危険性が高く、誤って蹴ったりしても同様です。
更に物が乗ったまま移動させるにもリスクが伴います。
自分的にはロック機構の付いたテーブルを強く推奨します。
デザイン、重量等よりも、安全性と耐久性を優先させることが、アウトドアギアの鉄則です。
マグカップ
色々と手にいれて、7~8個位は持っているでしょうか?
数年前に100円ショップで手に入れた樹脂製マグカップが今のところベストです。
何の変哲のないプラのマグカップですが、スチールの物に比べ、軽く断熱性に優れ、コーヒーもぬるくなりませんね。
しかも蓋付きなので、保温性と同時に虫やゴミの侵入も防いでくれる優れものです。
夏の夜、ランタンの灯りの下でも安心してバーボンを楽しむ事ができるようになりました。
五徳 スタンド
絶対に無くてはならない。と言うギアではありません。
ですがこれがあればガスコンロの使い方の幅が大きく広がります。
自分が使っているものは25センチ前後の大きさで、両の足に風防がついていて高さの調整も可能なモデルです。
小さなカセットガスコンロでもこれがあれば、同時に3つまでなら加熱が可能なので、非常に効率良く調理ができます。
また多少テーブルが傾いていたとしても、鍋やケトルが滑り落ちたことが無いので、安心して調理ができます。
風避けがついていれば熱効率も上がるので、燃料の節約にも繋がります。
この6種類を組み合わせる事で自分のフィールドキッチンが出来上がります。
今回のキャンプで作った食事は、焼き鳥、お茶漬け、麻婆豆腐、ピザ、青椒肉絲、ハンバーグ&ベーコン、ホタテバター焼き等・・・・
自宅よりも美味いご飯を食べているような気がします。

焼き肉!

酎ハイと焼き鳥です

魅惑のマグロ丼!!
ここ八戸の港にまた珍しい船が入港しています。
八戸は港がそれなりに大きいので、結構いろんな船が人知れず入っていたりもします。
海底探査船から始まり、様々な護衛艦、大型貨物船、そして豪華客船
に至るまで珍しい船が入ってきます。
しかし今回のお客様はデカイです。
サルベージ船のようですが、その大きさには驚きました。
これならゴジラでも吊り上げてしまいそうです。

6月を過ぎたあたりにいつの間にか消えてしまいました。
もしかしたら北海道の海難事故のために待機していたのかもしれませんね。
ではまた、
キャンプ、楽しんでいますか?
まだ寒い時期でしたが、毎年キャンプ初めはGWにとある湖畔の野営場に足を運んでいます。
春キャンプは人も少なく厄介な虫もいないので、過ごしやすいので すが、天候が不安定なのがネックですね。
ここには足掛け4日お世話になりましたが、今年は連日の雨と低温に悩まされるキャンプとなりました。
外気温が日中でも8度ほどで日が暮れると4度以下にまで低下します。
そしてあまり激しくは無いものの、シトシトと降り続く冷たい雨・・・
幸い風は弱かったのですが、それでも手足の先がギリギリと冷えてきます。
炭火に当たりながら晩飯の仕度をするのですが、こうも冷えると億劫になりがちです。
とは言うものの、コンビニ弁当ではせっかくの雰囲気がぶち壊しです。
そこで今回のお話は 「フィールドキッチン」 です。
皆さんには余り聞き覚えの無い言葉だと思います。
フィールドキッチンとは、軍隊で言う移動型の野外炊飯車あるいはそれに相当するモノをそのように呼称しています。
歴史は相当古く1800年頃にはヨーロッパでその原型が現れ、アメリカでは西武開拓時代には既にカウボーイや開拓者たちが使っていたようです。
(また寒くなってきました。ついさっきまで、9:30頃は22度だったものが今は12度です。山の天気とは本当に気紛れです。五月二日)
飯の盛りが悪い軍隊が、勝てた試しはない。
軍関係者では昔から言われている言葉です。
いかに精強な部隊でも、補給線を絶たれ軍事的インフラが確保できない事態に陥ると、ただちに撤退を視野に入れた行動を取ります。
人員、武器弾薬、医療品、水食料のどれが欠けても戦闘の継続は不可能となるからです。
また補給線を奪取されるということは、敵が後ろに回り込み退路を絶たれた。と言う事を意味します。
物資の補給もなく、いつ後ろに回り込んだ敵に背中を刺されるか分からない状況で、目の前に展開している敵との戦闘など、誰も考えたくはないでしょう。
さらに言えば、後ろを遮断した敵を何とかしない限り増援の部隊すら望めないのです。
このような状況では兵達の士気など絶望的となります。
乏しい食料弾薬、焼けつくような喉の渇き、医療品の不足で放って置かれるだけの傷病兵・・・
いずれ脱走者までもが出始め、呆気なく戦線は崩壊します。
云わばいかに強大な敵でも補給線さえ絶ってしまえば、圧倒的に有利な立場で戦闘の主導権を握ることができるのです。
したがって現代の先進国の軍隊は、いずれも先進的なフィールドキッチンを保有して有事に備えているわけです。
全5軍、世界最大規模の軍事力を世界中に展開することが可能なアメリカ軍では、最前線の部隊でさえ3食のうち必ず1食は温かい食事が取れるように配給部隊を配置しているそうです。
いかに軍事行動と食事が密着したものなのか、お分かりかいただけたかと思います。
さて、のっけからキャンプとは関係無いような話をしてしまいましたが、キャンプそのものも、食事の良し悪しはダイレクトに跳ね返ってくる話です。
言うまでの話ではなく、誰でも「不味い飯は嫌だ」
これに尽きる訳です。
キャンプ飯の美味い不味いは、これからのキャンプと言う趣味を根本的に見直す結果にもなりかねないのです。
自分的には不味い飯など御免被るので、調味料と調理器具には気を遣っています。
特に調理器具はなるだけ妥協しません。
美味い飯にありつくためには必須な道具であり、調理後の洗い物まで考えて自分なりに納得したものを揃えています。
したがって今流行りの小型の調理器具や色々と重ねて収納するスタッキングとは縁のないモノばかりです。
少しばかり説明していきます。
自分が、調理食事に使う器具はここ何年か全く変わっていません。
基本的には、調理台に使っているスチールテーブル、これだけは最近新調しました。
その上に乗るコンロ、調理器具である飯盒、フライパン、1リッター鍋、ケトル、樹脂製の蓋付きカップ。
後は湯沸かしや簡単な調理に使っているガスコンロと五徳、何枚かの樹脂食器。
これらをメインとして使っています。
つまり自分のフィールドキッチンと言うわけです。
これだけで、何不自由なく様々なキャンプ飯を満喫しています。
ではどのような使い方をしているのか自己流ではありますがお話したいと思います。
先ずは炊飯に使っているのは昔ながらの飯盒です。
一時期流行りのメスティンを飯1合用の小さいサイズとその倍ほどの大きさのモノを二つ買いそろえて使ってみましたが、なんとも使いづらいですね。
ご飯の味は悪くはないのですが、焦げ付かないか確認のために何度か蓋を開けてかき回してみたり、火加減の調整にも気を使います。
構造的に浅い作りなので、炊飯中にボタボタと糊のようなお湯が滴り落ち、ガスコンロが汚れ焦げ付いてしまい、使えません。
食べ終わった後はメスティンの底にご飯がこびりついてしまうので、今度は洗い落とすのに一苦労です。
更に言えば、炊飯する以外にほとんど使用用途がありません。
小型のモノを半年ばかりキャンプや台所で使ってみましたが、満足行く結果が得られず結局お蔵入りです。
大きい方は一度も使わないまま小屋の中です。
やはり飯盒に戻ってしまいました。
特にドイツ式の飯盒を手に入れてからは、余りにも便利すぎて野外の炊飯はこれ一辺倒になりました。
日本式の飯盒に比べ中子が深く作られているので、ここで炊飯しながら
レトルトパックや缶詰も同時に加熱できます。
蓋も深い作りになっているので、炊飯が終わった後に蒸らしながら、スープを作ったり、フライパンの変わりに簡単な炒め物を作ったりもできるのです。
自分的には理想的な調理器具のひとつです。
早速もう1つ買い求めて自宅でも使っているくらいです。
自分の求めるモノは、小さいとか、中に収納できるとかではなく、
「いかに多用途な使い方が可能か」
これに尽きます。
自宅の台所とは違い、キャンプ場に持ち込める道具や食材など、たかが知れています。
そんな状況で美味い飯を作ろうと考えるなら、先ず料理の知識です。
手持ちの食材と調味料で何が出来るのか?
この知識が豊富な人ほど有利と言えます。
そしてそれを可能にする調理器具の存在が不可欠と自分は考えます。
つまりどれだけ多用途に応用が出来るか。が、道具選びの基本になっているわけです。
ちょと例を挙げてみましょう。
キャンプに欠かせない食材と言えば、真っ先に肉を挙げる人がほとんどではないでしょうか?
しかし毎食焼き肉ではさすがに直ぐ飽きてしまいますよね。
では、肉料理と言ったらどれだけ思い付くでしょうか?
簡単に焼くと言っても、ステーキなのか焼き肉なのかで大きく変わって来ます。
また網焼きか鉄板焼きか、煮て食べるにしても肉鍋にするかしゃぶしゃぶにするか、はたまた、すき焼きにするのか?
どれをとっても食材や調味料は大きく変わり、同時にそれに対応できる器具でないと料理はできません。
せっかくパックの焼き鳥を買ってきても、焼き網か焼き鳥スタンドに類するものが無ければ、焼き鳥は難しいと言うことになってしまいます。
こんな時、多用途に使える調理器具の便利さが、身に染みて理解できると思います。
いつも使っている食事用のギアたちです。
フライパンと言う調理器具を知らない人はこの国にはいないでしょう。
台所でもキャンプでも大活躍です。
今流行りの主流は、取っ手が外れるものや、鉄板の分厚いもの、またステーキに特化したような、小さな鉄板などですね。
自分も何か面白い調理器具がないかAmazon等で良く検索したりします。
しかし何年か前に某スーパーで見つけたフライパンを越えるものは今だ現れていません。
それは、25センチの丸形、両端に取っ手がついた至って平凡な形をしたフライパン、特にテフロン加工が施されている訳でもないただの鉄板です。
しかしそのパンには厚い鉄製の蓋が別売りで付属しているのでした。
こいつは使えるっ。
直感的にそう感じた自分は早速買い込んでキャンプに持ち込んでみました。
思った通り、中々便利です。
まず、当然の事ながら蓋があれば、埃が入りません。
風の強いときには落ち葉まで入り込む事があるので今までは目を離せませんでした。
次に、何と言っても虫の侵入が大きく減りました。
特に春先の寒いときなどプールに飛び込むかのように羽虫達が鍋やパンのなかに飛び込んでくるのでウンザリします。
一度など余りにもハエがいっぱい入っているので一鍋丸ごと麻婆豆腐を捨ててしまったことがあるくらいです。
そして最大の便利さはこの蓋が厚い事です。
一度グラタンやピザをつくってみましたが、成功です。
ホワイトソースの上に粉チーズをたっぷりと振りかけて蓋をし、その上に真っ赤な炭を乗せて15分ほど加熱します。
この時蓋が熱に弱いと変形してしまうので隙間が開いて上手く行きません。
しかしこの蓋はそんなこともなく、無事役割を果たしてくれました。
つまり簡易的ながらダッチオーブンでの調理も可能となったわけです。
当然保温にも優れ、何かを煮込むときにも活躍しています。
ケトル
コーヒー好きの自分には切っても切れない器具です。
当然有って当たり前の器具なのですが、適当な大きさのケトルと言うものが中々見つかりませんでした。
またケトル1つに4~5千円も出すつもりもなかったので、ずっと鍋で湯沸かしをしていたのですがこのキャンプブームで低価格のキャンプ用品が手に入るようになりました。
鍋、パン、ケトル、樹脂食器のセットに早速飛び付きました。
4千円程度の商品だったかと思いますが、実用上何の問題もなく今も当たり前に使っています。
スチールテーブル
以前は小型のアルミテーブルを使っていましたが、大きめの荷物が1品増えることを覚悟して購入しました。
結果としては大変便利なので良い買い物でした。
この上にコンロから食器に至るまで全てを乗せて調理が可能で、正にフィールドキッチンそのものです。
このテーブルも幾つかの競合する候補の中から耐荷重が高く、足がロックできてぐらつかない物を前提に選びました。
特に足がロックできないテーブルは野外で使うには危険が伴います。
傾斜地では倒れる危険性が高く、誤って蹴ったりしても同様です。
更に物が乗ったまま移動させるにもリスクが伴います。
自分的にはロック機構の付いたテーブルを強く推奨します。
デザイン、重量等よりも、安全性と耐久性を優先させることが、アウトドアギアの鉄則です。
マグカップ
色々と手にいれて、7~8個位は持っているでしょうか?
数年前に100円ショップで手に入れた樹脂製マグカップが今のところベストです。
何の変哲のないプラのマグカップですが、スチールの物に比べ、軽く断熱性に優れ、コーヒーもぬるくなりませんね。
しかも蓋付きなので、保温性と同時に虫やゴミの侵入も防いでくれる優れものです。
夏の夜、ランタンの灯りの下でも安心してバーボンを楽しむ事ができるようになりました。
五徳 スタンド
絶対に無くてはならない。と言うギアではありません。
ですがこれがあればガスコンロの使い方の幅が大きく広がります。
自分が使っているものは25センチ前後の大きさで、両の足に風防がついていて高さの調整も可能なモデルです。
小さなカセットガスコンロでもこれがあれば、同時に3つまでなら加熱が可能なので、非常に効率良く調理ができます。
また多少テーブルが傾いていたとしても、鍋やケトルが滑り落ちたことが無いので、安心して調理ができます。
風避けがついていれば熱効率も上がるので、燃料の節約にも繋がります。
この6種類を組み合わせる事で自分のフィールドキッチンが出来上がります。
今回のキャンプで作った食事は、焼き鳥、お茶漬け、麻婆豆腐、ピザ、青椒肉絲、ハンバーグ&ベーコン、ホタテバター焼き等・・・・
自宅よりも美味いご飯を食べているような気がします。
焼き肉!
酎ハイと焼き鳥です
魅惑のマグロ丼!!
ここ八戸の港にまた珍しい船が入港しています。
八戸は港がそれなりに大きいので、結構いろんな船が人知れず入っていたりもします。
海底探査船から始まり、様々な護衛艦、大型貨物船、そして豪華客船
に至るまで珍しい船が入ってきます。
しかし今回のお客様はデカイです。
サルベージ船のようですが、その大きさには驚きました。
これならゴジラでも吊り上げてしまいそうです。
6月を過ぎたあたりにいつの間にか消えてしまいました。
もしかしたら北海道の海難事故のために待機していたのかもしれませんね。
ではまた、
Posted by masada556 at 20:05│Comments(0)
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