2022年10月09日
なぜ、ソロキャンプ その2
皆さんこんにちはMASADA556です。
秋も深まる9月後半に、降ったりやんだりの雨のなか、岩手の海岸沿いの野営場で藪蚊と戦い、完ソロを楽しみながら原稿を書いています。
今回はキャンプ、そしてソロキャンプの魅力と言ったものを掘り下げてみましょう。
もう10年以上前の事でしょうか?
とある趣味仲間から、
「何でキャンプなんてやるんだ。
いったいどこが面白いんだ?」
そう問いかけられた事があります。
もちろん彼に悪気があった訳ではなく、年に何回か他の仲間たちとアウトドアを楽しんでいる事が理解できないのでした。
んー・・・?
意外と答えずらい質問ですよね。
自分的には好きなことを追求することで、精神的な充足感を得ることが趣味だと認識しているのですが、何故キャンプと言われると、余りにっ直球過ぎて返事に困った記憶があります。
皆さんはどうでしょう、何でキャンプに行くのですか?
おそらく、一口では中々言い表せないのではないですか?
自分は子供時代の経験が、大きく関わっているようです。
父の趣味が、渓流釣り、狩猟、山菜採り等の山歩きだったので、一年中父にくっついては、山歩きをしていた時代があります。
ただ
銃は自分の性格と相性がバッチリだったようで、物心がついてからもう50年近く趣味としてきました。
一方釣りはと言うと、からっきしダメで全く興味がわかず、間違って何かが釣れても全然面白いとは感じませんでした。
んじゃあ銃はどうなのだ。と言われるとこれもまた中途半端で、結局いまに至るまで銃砲の免許は取りませんでした。
自分がやりたいのは、プリンキングと呼ばれる、原っぱに物を並べて好きなように撃つ遊びや、ハンドがンやアサルトライフルを使ったスピード競技などを楽しみたいのであって、野山の獣を一方的に撃つような真似に興味を覚えなかったのです。
あとは競技射撃しかお堅いこの日本で銃を撃つ趣味は許されておらず、クレー射撃と呼ばれる競技射撃しかできません。
これはクレー射撃場で射場に射出される、クレーと呼ばれる10センチ程の皿を撃ち落とす競技で、オリンピックなどにも採用されている世界的にもメジャーな競技射撃です。
これも自分には合いません。
最初は面白いのでしょうが、クレーを撃つ以外の事は一切許されず、型にハマりきった競技射撃など、いずれ飽きてしまうのは目に見えていたのです。
結局、狩猟、渓流釣り、山菜採りなどに共通しているアウトドアの世界だけが自分に一番しっくりくる趣味として、飽きることなく途切れ途切れではありましたが、未だに続いているわけです。
では皆さんにうかがいます。
アウトドアの様々な趣味、そしてスポーツの中から、なぜ敢えてキャンプを選んだか?
更にはソロキャンプの楽しみなど、ご意見があれば是非書き込んでください。
「キャンプのどこが楽しいんだ?」
これについての皆様のご意見も聞きたいものです。
自分の考え的には、ハッキリした答えは出ていません。
但し、自分が考えるソロキャンプの理想と言うのがありまして、
第一に海でも山でも景色が最高なこと。
自分がキャンプ場を選ぶ基準のほとんどがこれに尽きます。
後はトイレと炊事場だけあれば何もいりません。


9月の海です。
キャンプの帰りに海を見たくなって寄り道しました。
二つ目は、誰も居ないことです。
いわゆる完ソロと言うやつで、穏やかな天候の中、ランタンの明かりの下で珈琲を飲みながら好きな本を読んでみたり、バーボンを一杯やりながら満天の星空を眺める時間に、何とも言えない魅力を感じます。


静かなキャンプ場と美しい朝焼けはキャンプに欠かせない物の一つです。
三つ目は、山で食べるご飯の美味しい事でしょうか。
チマチマした不便な道具類を使って、火力の安定しない野外での料理は中々に難しいものです。
例えばご飯1つ炊くにもそれなりのテクニックが必要で、どのタイミングで炭火の上に飯盒を乗せるか見極めが肝心です。
どれだけ高温を維持できるかがご飯の味を大きく左右します。
最高の環境下でできたご飯は、もう匂いが違うのです。
コンロから下ろし、出来上がりから大体5分~8分蒸します。
これもその時のコンディションで変わります。
そして恐る恐る蓋を開けたとき、お米が立っている状態を確認できれば90%以上の成功率であり、美味いご飯であることは間違いありません。
口に入れた瞬間幸せを感じる事でしょう。

いつの年だったか忘れてしまいましたが、秋の終わりころだった事は覚えています。
山のキャンプ場で肌寒い中、オデンを煮込んでいる最中です。
最後は自然の空気です。
奥深い野営場で感じる少し湿ったような独特な空気。
明け方の朝靄のなか、思いっきり深呼吸した時の空気の香り。
フィトンチッドに包まれて、眠気の残った身体がゆっくりと活動を開始します。
目覚まし時計に叩き起こされる日常がいかに不自然な物なのか、実感出来るひとときでもあります。
日が暮れれば周囲は闇に沈み、月と星空以外の明かりは自分のサイトだけになります。
虫達の演奏会に耳を傾け、清々しい夜風に当たりながらゆっくり酒を口に運び本を読んでいると、自然とアクビが出てきます。
そろそろ眠る時間でしょう。
サイト周辺を軽く片付け、柔らかなベットに身を横たえると、自然に体から力が抜け、意識が沈んでいきます。
おそらくは、これが「人」という動物の、自然なライフサイクルなのでしょう。

とある山の中腹にある野営場での二泊三日のキャンプです。
天候不順なため、タープのみ設営して車中泊の予定でしたが、風が気持ちいいので、そのままタープの下で眠ることにしました。
たまにこんなタープ泊をするのですが、虫の少ない時期場所を選ばないと、顔が虫刺されでとんでもない事になるので余りお勧めはしません。
気分的には最高なんですが・・・
以前、大ファンだったとある漫画家の作品が3Dアニメ化されたとき、その物語の重要な位置を占めるキャラクターが呟いた言葉が、今でも耳に残っています。
「人とは、自分から進んで檻の中に入りたがる、変わった生き物だな」
高度に集積化した社会に生きている現代人とは、檻の中の動物なのかもしれませんね。
そんな檻の中の生活に絶えられなくなった時、Jeepにキャンプ道具を満載して本来あるべき自然の生活に飛び込んで行くための手段が、ソロキャンプなのでしょう。
皆さんはいかがでしょう?
では、また。
秋も深まる9月後半に、降ったりやんだりの雨のなか、岩手の海岸沿いの野営場で藪蚊と戦い、完ソロを楽しみながら原稿を書いています。
今回はキャンプ、そしてソロキャンプの魅力と言ったものを掘り下げてみましょう。
もう10年以上前の事でしょうか?
とある趣味仲間から、
「何でキャンプなんてやるんだ。
いったいどこが面白いんだ?」
そう問いかけられた事があります。
もちろん彼に悪気があった訳ではなく、年に何回か他の仲間たちとアウトドアを楽しんでいる事が理解できないのでした。
んー・・・?
意外と答えずらい質問ですよね。
自分的には好きなことを追求することで、精神的な充足感を得ることが趣味だと認識しているのですが、何故キャンプと言われると、余りにっ直球過ぎて返事に困った記憶があります。
皆さんはどうでしょう、何でキャンプに行くのですか?
おそらく、一口では中々言い表せないのではないですか?
自分は子供時代の経験が、大きく関わっているようです。
父の趣味が、渓流釣り、狩猟、山菜採り等の山歩きだったので、一年中父にくっついては、山歩きをしていた時代があります。
ただ
銃は自分の性格と相性がバッチリだったようで、物心がついてからもう50年近く趣味としてきました。
一方釣りはと言うと、からっきしダメで全く興味がわかず、間違って何かが釣れても全然面白いとは感じませんでした。
んじゃあ銃はどうなのだ。と言われるとこれもまた中途半端で、結局いまに至るまで銃砲の免許は取りませんでした。
自分がやりたいのは、プリンキングと呼ばれる、原っぱに物を並べて好きなように撃つ遊びや、ハンドがンやアサルトライフルを使ったスピード競技などを楽しみたいのであって、野山の獣を一方的に撃つような真似に興味を覚えなかったのです。
あとは競技射撃しかお堅いこの日本で銃を撃つ趣味は許されておらず、クレー射撃と呼ばれる競技射撃しかできません。
これはクレー射撃場で射場に射出される、クレーと呼ばれる10センチ程の皿を撃ち落とす競技で、オリンピックなどにも採用されている世界的にもメジャーな競技射撃です。
これも自分には合いません。
最初は面白いのでしょうが、クレーを撃つ以外の事は一切許されず、型にハマりきった競技射撃など、いずれ飽きてしまうのは目に見えていたのです。
結局、狩猟、渓流釣り、山菜採りなどに共通しているアウトドアの世界だけが自分に一番しっくりくる趣味として、飽きることなく途切れ途切れではありましたが、未だに続いているわけです。
では皆さんにうかがいます。
アウトドアの様々な趣味、そしてスポーツの中から、なぜ敢えてキャンプを選んだか?
更にはソロキャンプの楽しみなど、ご意見があれば是非書き込んでください。
「キャンプのどこが楽しいんだ?」
これについての皆様のご意見も聞きたいものです。
自分の考え的には、ハッキリした答えは出ていません。
但し、自分が考えるソロキャンプの理想と言うのがありまして、
第一に海でも山でも景色が最高なこと。
自分がキャンプ場を選ぶ基準のほとんどがこれに尽きます。
後はトイレと炊事場だけあれば何もいりません。
9月の海です。
キャンプの帰りに海を見たくなって寄り道しました。
二つ目は、誰も居ないことです。
いわゆる完ソロと言うやつで、穏やかな天候の中、ランタンの明かりの下で珈琲を飲みながら好きな本を読んでみたり、バーボンを一杯やりながら満天の星空を眺める時間に、何とも言えない魅力を感じます。
静かなキャンプ場と美しい朝焼けはキャンプに欠かせない物の一つです。
三つ目は、山で食べるご飯の美味しい事でしょうか。
チマチマした不便な道具類を使って、火力の安定しない野外での料理は中々に難しいものです。
例えばご飯1つ炊くにもそれなりのテクニックが必要で、どのタイミングで炭火の上に飯盒を乗せるか見極めが肝心です。
どれだけ高温を維持できるかがご飯の味を大きく左右します。
最高の環境下でできたご飯は、もう匂いが違うのです。
コンロから下ろし、出来上がりから大体5分~8分蒸します。
これもその時のコンディションで変わります。
そして恐る恐る蓋を開けたとき、お米が立っている状態を確認できれば90%以上の成功率であり、美味いご飯であることは間違いありません。
口に入れた瞬間幸せを感じる事でしょう。
いつの年だったか忘れてしまいましたが、秋の終わりころだった事は覚えています。
山のキャンプ場で肌寒い中、オデンを煮込んでいる最中です。
最後は自然の空気です。
奥深い野営場で感じる少し湿ったような独特な空気。
明け方の朝靄のなか、思いっきり深呼吸した時の空気の香り。
フィトンチッドに包まれて、眠気の残った身体がゆっくりと活動を開始します。
目覚まし時計に叩き起こされる日常がいかに不自然な物なのか、実感出来るひとときでもあります。
日が暮れれば周囲は闇に沈み、月と星空以外の明かりは自分のサイトだけになります。
虫達の演奏会に耳を傾け、清々しい夜風に当たりながらゆっくり酒を口に運び本を読んでいると、自然とアクビが出てきます。
そろそろ眠る時間でしょう。
サイト周辺を軽く片付け、柔らかなベットに身を横たえると、自然に体から力が抜け、意識が沈んでいきます。
おそらくは、これが「人」という動物の、自然なライフサイクルなのでしょう。
とある山の中腹にある野営場での二泊三日のキャンプです。
天候不順なため、タープのみ設営して車中泊の予定でしたが、風が気持ちいいので、そのままタープの下で眠ることにしました。
たまにこんなタープ泊をするのですが、虫の少ない時期場所を選ばないと、顔が虫刺されでとんでもない事になるので余りお勧めはしません。
気分的には最高なんですが・・・
以前、大ファンだったとある漫画家の作品が3Dアニメ化されたとき、その物語の重要な位置を占めるキャラクターが呟いた言葉が、今でも耳に残っています。
「人とは、自分から進んで檻の中に入りたがる、変わった生き物だな」
高度に集積化した社会に生きている現代人とは、檻の中の動物なのかもしれませんね。
そんな檻の中の生活に絶えられなくなった時、Jeepにキャンプ道具を満載して本来あるべき自然の生活に飛び込んで行くための手段が、ソロキャンプなのでしょう。
皆さんはいかがでしょう?
では、また。
Posted by masada556 at 01:20│Comments(0)
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