2021年02月23日
キャンプに欠かせない「小物」たち
こんにちわ。そして遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
masada556です。
「キャンプに必要な道具は何がある?」
テント、コンロ、コッド、クッカー、寝袋、タープ・・・
少しでもキャンプ経験のある方なら10個やそこいらはすぐに出てくるでしょう。
ですが、ほとんどはメインの装備品だけが出てくるのではないでしょうか?
道具の事を聞かれて、最初にペグとかグランドシートなどと答える人はまずいないでしょう。
逆にペグ!、ガイロープ!!などと答えるようなキャンパーなら、その方面に並々ならぬスキルとこだわりを持っているのかもしれません。
それはさておき、そのメイン装備の影になっている、目立たないけれど重要な小物という物が存在します。
今回はキャンプに必要な脇役、「小物」についてお話ししたいと思います。
皆さんはキャンプ場に到着したら、何を始めますか?
自分なら、真っ先に良さげなテントサイトを探します。
続いてテントを設営、タープを張り、その下にテーブルや椅子を並べ、コンロをセットします。
そしてテントの中にコットや寝袋を準備して夜に備えます。
後は火を起こして食事やつまみを作りながらビールのリップを開け、楽しい数日間のキャンプ生活の開幕となるわけです。
皆さんも大体このような運びでキャンプを始められるのではないですか。
言うまでもなくキャンプというのは自分の生活環境を自然の中に持ち込む事から始まります。
ある時は深い森の中、ある時は波の音が清々しい海沿いで、そしてある時は標高の高い高地で星空の海の下に寝ころび、何時間も星の彼方に意識を泳がせたりもします。
いずれにしても自然の中に数日間自分を置くわけで、余程設備の整ったキャンプ場以外は、何をするにも全て自分が手を下さなくてはならなくなります。
自分のようにマイナーなキャンプ場や野営場ばかり選んでキャンプしている人間にとっては当たり前のことですが、高機能キャンプ場以外利用したことのないキャンパーには、そういった小物を準備していかないと、ちょっと大変な事になるかもしれません。
では、自己流ではありますが必要な小物を10種類ばかり説明してみます。
1.ファーストエイドキット
自分は必ず数種類の医療キットを車に積んでおきます。
野外での怪我のトップスリーは、切創、火傷、打ち身捻挫となります。
これに対応した薬、包帯、ガーゼ、湿布と目薬、消毒薬、液体絆創膏などは常備品です。
プラス、鎮痛剤とお腹のクスリ、刺抜きと医療用ハサミと毒虫用にポイズンリムーバーがあればまず大丈夫でしょう。
2、蚊取り線香 殺虫剤
これは言うまでもなく必須ですね。
最近は野外用にかなり強力な物も市販され始めましたので、野山の強烈なやぶ蚊などにもかなり効果的なようです。
自分は二ヶ所から多い時は四ヶ所ほどの線香をサイト周囲において対策しています。
それ以外にはハチ、アブ、などの線香では効果の低い毒虫や、地面から這い寄ってくるクモ、ムカデなどにスプレー式の殺虫剤は効果的です。
3、防虫キット
これは防虫スプレーなど身体に虫を寄せ付けない薬剤を肌に散布することで効果を発揮するアイテムがメインです。
ただし、自分はこれだけではなくネットを被ったりグローブを履くことでより効果を高めています。
更に静電気で電圧を発生する、テニスラケットのような形状をした電撃ラケットを常備しています。
二千円以上した充電式のラケットは何に対しても効果的で量販店で見かけるような物より高い電圧を発生するので、しつこい大型の八チ、アブ
にも非常に威力を発揮する代物です。
またテント内にいつの間にか侵入している毒虫などにも使えます。
殺虫剤のようにテント内で使用をためらうという事もないので、野外での活動には大変重宝しています。
4、ライト
野営場の夜は真っ暗です。
長く野外での活動を経験しているキャンパーや登山者の方たちは「真の闇」という物を経験したことがあるかと思います。
それは本当に怖いモノです。
目の前に開いた手をかざしても、全く見えなくなります。
自分は中学生の時、山道を降りてくるときに経験しました。
空には厚い雲がかかり、森の中の一本道を照らすのは単二電池二本で照らす小さなライトが一つだけ・・・・
その時は友人と2人でしたが、試しにライトのスイッチを切ったときは驚きでした。2メーター横にいるはずの友人はおろか、自分のつま先すら見えないのです。
テント周辺はランタンが照らし出してくれますが、トイレに行く時や少し離れた炊事場に行く時など、街灯がないような野営場ではフラッシュライトを使わないと夜間の活動に支障が出ます。
自分はメイン一つとサブの物を何本か、それと頭部に固定するタイプのヘッドライトを使っています。
故障その他を考えて必ず複数のライトを用意することをお勧めします。
あと余り小型の物はお勧めしません。
持ち運びには便利なのかもしれませんが、逆を言えばそれは無くしやすいという事につながります。
そしてメインのライトは照度が5000ルーメン程度かそれ以上のライトを強く推奨します。
それ以下では野外の森の中ではようやく足元を照らす程度の能力しかないと心得てください。
自分はサブに1000ルーメン程度のライトを使っています。自宅周辺では十分な能力を見せますが、野外での使用では全くの役不足で、サイト周辺で動き回るときにしか使っていません。
また、細長いタイプのライトですと必然的に光線も細くなりますので、ライトのビーム周辺は光が届かず真っ暗になります。
ビームの絞りを調整できるモデルが使いやすいでしょう。
一番使いやすいのは頭部に装着するヘッドライトタイプで、両手がフリーになりますので夜間の作業から読書に至るまで幅広く活躍してくれます。
5、グローブ
軍手ではなく革製のグローブを用意してください。
自分の経験上、怪我のほとんどは手に集中しています。
小さいモノでは針より細い棘が刺さり、大きなものでは広範囲の火傷から骨に至る切創までほとんどが手です。
大した傷ではないと馬鹿にして手当てせずに作業をしていると、破傷風に感染する可能性もあり、大変危険です。
自然の物は、地面から樹木、水溜りに至るすべての物が雑菌に汚染されているので、少しばかりの傷でも殺菌環境に慣れてしまい、耐性の落ちている現代人には命取りになりうる可能性があります。
キャンプでの怪我で一番恐ろしいのは熱湯による火傷です。
ちょっと斜めに傾いたテーブルの上で、小さなコンロの上で調理をしている時に鍋をひっくり返してしまった経験があります。
その時は天板に隙間の空いた木製のテーブルの上だったので、熱湯は殆どが地面に落ちましたが、天板に隙間のないテーブルであれば500㏄以上の熱湯が下半身に降りかかったかと思います。
衣服の上から熱湯を被ったような火傷は最悪で、しみ込んだ熱湯による広範囲で深い熱傷を負うことになります。
その激痛はすさまじく、最悪救急車を呼ぶことにもなりかねません。
山奥で野良キャンプをしている時などに両手に広範囲な熱傷を負ってしまえば車の運転はほぼ不可能です。また救急車が来てくれる保証は何もありません。
キャンプ中の手の安全には十分な注意を払ってください。
またキャンプ中は手がガサガサになりますので、ハンドクリームを準備するなど、手のメンテナンスも忘れないことです。
6、シューズ
自分は運転中に履く楽な物とサイト周辺を散策するときのトレッキング用の2つ、天候が心配ならプラス長靴を用意してキャンプに行きます。
キャンプ場の環境によりますが、野山をサンダルなどでで歩くのは怪我の元です。
倒木などにつま先をひっかけたり、傾斜地でサンダルがすっぽ抜けて転倒捻挫だけではなく、毒蛇や毒虫の脅威も当然として存在していますので、地形が不安定なサイトではトレッキングシューズがそれに類するシューズに履き替えて行動します。
逆に運転するときにハードなシューズでは足が疲れてしまうばかりか、ペダルの感覚が掴みづらくなりますので危険でもあります。
ケースバイケースで考えましょう。
7、ナイフ、ナタ
キャンプ初心者にはあると便利程度の認識で構いません。
キャンプの趣味が深まってくれば自然と必要を感じてくるはずです。
特にナイフは魔法のツールです。
自分も何本となく持っていますが、何本あってもまた新しいモノがつい欲しくなってしまう不思議な道具です。
ただし、どのような用途に使うのかはっきりとした目的意識を持って選びましょう。
これだけは出来るだけ現物を見てから買い求めることをお勧めします。
特にバトニングに使うつもりであれば、ワンピース構造でグリップのしっかりした頑丈なナイフでなくてはなりません。
デザインや軽さで選んだものは、簡単に刃がこぼれ、時にはぽっきりと折れてしまったりもします。
またナイフ、ナタどちらも道具として扱うのであれば、それなりに習熟とテクニックが必要な道具で、扱いを一つ間違えば冗談ではなく自分の指を切断しかねない危険性をはらんでいます。
自分も何度か痛い思いをしていますが、幸いに数針か縫ってもらう程度で済んでいますが、鋭い刃が筋肉を切断して骨に当たる焼けつくような激しい痛みと、大量に出血する血の始末にてこずった経験は、中々忘れるものではありません。
それと困ったことに、最近は子供に刃物を与えることを忌避している、又は禁じているような社会的風土が浸透しているためか、今の若い方々はナイフに類する刃物の使い方を知りません。
キャンプ場の炊事場で晩飯の支度をしている時、隣に来た男性二人組がBQにでも使うつもりなのか、キャベツにナイフをアイスピックのように突き刺して刻んでいるのを見たことがあります。
下手な恐怖動画よりゾッとしたものです。
初心者が扱う場合は扱いに慣れた者にしっかりとレクチャーしてもらってから手にしてください。
ディキャンプ程度ではナイフの本当の魅力はわからないでしょう。
ただアウトドアにハマり込んでいけば、いずれナイフという道具の素晴らしさが分かってくるかと思います。
8、針金、ガムテープ、パラコード、ツールナイフ
いずれも何かが破損した時や有り合わせの材料で何かを作ったりするような応急処置的な場面で活躍する道具類です。
この4つがあれば大体の局面に対処できます。
ポールを忘れてしまった。テントやタープに穴を開けてしまった。
立ち木に車をぶつけてしまい、バンパーがぶら下がってしまった。
キャンプ中の緊急事態などいくらでも出てきますが、道具類さえあれば知恵と工夫で何とかなるものです。
むしろこのような時こそ緊急に対処できるスキルを磨くチャンスです。
突然の風でタープが吹き飛びそうになった時、一握りのパラコードでタープを繋ぎとめるお父さんの姿は、子供たちや奥様の目にどのように映るでしょう?
一気に株を上げるチャンスなのかもしれませんね。
9、レインギア、スコップ
キャンプと悪天候は切っても切り離せないものです。
特に近年の地球温暖化の影響が目に見えて激しくなってきました。
年を追うごとに厳しくなっていくな猛暑、災害級の突然の豪雨、交通災害を起こすほどの豪雪そして台風級の爆弾低気圧など、気温、雨、雪、風が全て極端に激しくなってきました。
自分はキャンプ中の気象情報には気を使うほうですが、最近は天気予報は二転三転することが多くなったように感じます。
去年は一度だけ豪雨に見舞われることがありましたが、しっかりしたテントとタープのおかげで何事もなく、滝のような雨音を聞きながらポップコーンを齧り、真昼間から缶酎ハイを口に運びながら書き物をしていました。
自分の経験では、しっかりしたテントサイトさえ選ぶことができれば、雨はどれだけ降ろうとさしたる脅威とは考えていません。
要はテントやタープから雨漏りしなければ良いだけなのです。
むしろ脅威なのはテントサイト選びをしくじって雨水の通り道や低地にテントを張ってしまった時です。
地形にもよりますが、早ければ10分もしないうちにあちこちに川が流れだし、低地は池に早変わりします。
そんな場所にテントを設営してしまえば最悪な事にもなりかねません。
極端な話をすれば川の上にテントを張っているようなものなので、サッサと撤収しなければ、すべての物が半水没状態になります。
特に設営中や撤収中の雨風には十分に注意を払うことです。
せっかく買い集めたギアたちを風雨の中にさらしたまま車の中に逃げ込むという訳にもなかなかいかないので、天候が怪しい時は先に着込んでしまう事にしています。
自分はポンチョを常に車載していますので困ったことはありませんが、特に暑いシーズンにはずぶぬれになって設営や撤収しているキャンパーを見かけることがたまにあります。
真夏でも高地などのキャンプ時には危険な行為ですので、レインウェアはキャンプの常備品と考えてください。
レインギアと同様に折りたたみ式の軍用スコップも車に車載しています。
これはどちらかと言えば緊急用のギアとなるのでしょうが、全面舗装というキャンプ場も見たことがありませんし、雪道でスタックした時も役に立ちます。
特に二輪駆動の乗用車などでキャンプを楽しんでおられる方には必須かと思います。
また強めの雨が心配な時はサイトの周辺に溝を掘ってサイトに雨水の流れ込みを防いだり、池になりそうな低地に溝をつけて下に流れるようにすることも可能です。
地面を掘るという仕事は意外と大変で何かの道具で代用という事も難しいので、トランクの中に一つ放り込んでおいても無駄にはならないギアだと思います。
ただし、サイトが芝生だったり、穴を掘ること自体を禁止しているキャンプ場もありますので、事前に確認してからスコップを使うようにしてください。

画像で分かりずらいかと思いますがかなりの豪雨です。

たちまち道が川に変わっていきます。
傾斜のついている泥道は四駆ですらスタックすることがあります。
10、ベアスプレー
これはキャンプそのものには全く必要のないギアです。
したがって、購入するかどうかは個人の考え次第です。
またこのスプレーが必要な状況に出くわした時は、自分や家族友人など大切な人たちの命が危険にさらされている時であり、非常に緊張した状況下での判断を強いられます。
購入する時は値段等で安易に決めたりせず、製品の説明書を熟読して納得したものを購入すべきでしょう。
さらにはキャンプ場に現れた不審人物や暴漢等の対策も考え、ベルト等に常時吊り下げておけるホルスターも当然必要となるので、別途購入すること強く推奨します。
最近キャンプ場を居酒屋と勘違いしているグループキャンパーが多くなってきました。
大騒ぎした挙句に警察を呼ばれたり、、キャンプ場のマナー違反を注意されて逆ギレする者などの話もネットなどで見かけるようになりました。
更に大勢の人間がいるキャンプ場から女児が忽然と消えてしまったりしています。
現在のアウトドア環境は非常に荒れていると言っても過言ではないでしょう。
残念な事です。
当たり前のことと感じるでしょうが、一生に一度あるかないかのための備えです。
その瞬間に手元に無いのでは準備しなかった事と同じことになります。
もしかしたらその後、一生悔やむ事となるかもしれません。
野外に一歩踏み出したら警戒は怠らないことです。
大体はこんなところでしょうか?
後は、洗濯バサミとか日干し用ネットとか防水バックとか・・・書き出したらきりがなくなります。
また、便利な反面荷物もどんどん増えていきます。欲しくなる物も増えて沼に嵌まっていくわけです。
自分も去年は結構買い込みました。
だいたい欲しいモノは手に入れましたので、今年は一区切りです。
もう少しの辛抱です。
雪深いこの東北の地でも四月頃にはキャンプができるようになります。
ちょっと気が早いのですが、明日辺りに近場のキャンプ場をのぞきに行ってみようかと考えています。
また大きな地震にさらされました。
幸い、ここ八戸は軽微な被害で済みました。
被災された地が一刻も早く復興されるよう心より祈っております。
では、また。
masada556です。
「キャンプに必要な道具は何がある?」
テント、コンロ、コッド、クッカー、寝袋、タープ・・・
少しでもキャンプ経験のある方なら10個やそこいらはすぐに出てくるでしょう。
ですが、ほとんどはメインの装備品だけが出てくるのではないでしょうか?
道具の事を聞かれて、最初にペグとかグランドシートなどと答える人はまずいないでしょう。
逆にペグ!、ガイロープ!!などと答えるようなキャンパーなら、その方面に並々ならぬスキルとこだわりを持っているのかもしれません。
それはさておき、そのメイン装備の影になっている、目立たないけれど重要な小物という物が存在します。
今回はキャンプに必要な脇役、「小物」についてお話ししたいと思います。
皆さんはキャンプ場に到着したら、何を始めますか?
自分なら、真っ先に良さげなテントサイトを探します。
続いてテントを設営、タープを張り、その下にテーブルや椅子を並べ、コンロをセットします。
そしてテントの中にコットや寝袋を準備して夜に備えます。
後は火を起こして食事やつまみを作りながらビールのリップを開け、楽しい数日間のキャンプ生活の開幕となるわけです。
皆さんも大体このような運びでキャンプを始められるのではないですか。
言うまでもなくキャンプというのは自分の生活環境を自然の中に持ち込む事から始まります。
ある時は深い森の中、ある時は波の音が清々しい海沿いで、そしてある時は標高の高い高地で星空の海の下に寝ころび、何時間も星の彼方に意識を泳がせたりもします。
いずれにしても自然の中に数日間自分を置くわけで、余程設備の整ったキャンプ場以外は、何をするにも全て自分が手を下さなくてはならなくなります。
自分のようにマイナーなキャンプ場や野営場ばかり選んでキャンプしている人間にとっては当たり前のことですが、高機能キャンプ場以外利用したことのないキャンパーには、そういった小物を準備していかないと、ちょっと大変な事になるかもしれません。
では、自己流ではありますが必要な小物を10種類ばかり説明してみます。
1.ファーストエイドキット
自分は必ず数種類の医療キットを車に積んでおきます。
野外での怪我のトップスリーは、切創、火傷、打ち身捻挫となります。
これに対応した薬、包帯、ガーゼ、湿布と目薬、消毒薬、液体絆創膏などは常備品です。
プラス、鎮痛剤とお腹のクスリ、刺抜きと医療用ハサミと毒虫用にポイズンリムーバーがあればまず大丈夫でしょう。
2、蚊取り線香 殺虫剤
これは言うまでもなく必須ですね。
最近は野外用にかなり強力な物も市販され始めましたので、野山の強烈なやぶ蚊などにもかなり効果的なようです。
自分は二ヶ所から多い時は四ヶ所ほどの線香をサイト周囲において対策しています。
それ以外にはハチ、アブ、などの線香では効果の低い毒虫や、地面から這い寄ってくるクモ、ムカデなどにスプレー式の殺虫剤は効果的です。
3、防虫キット
これは防虫スプレーなど身体に虫を寄せ付けない薬剤を肌に散布することで効果を発揮するアイテムがメインです。
ただし、自分はこれだけではなくネットを被ったりグローブを履くことでより効果を高めています。
更に静電気で電圧を発生する、テニスラケットのような形状をした電撃ラケットを常備しています。
二千円以上した充電式のラケットは何に対しても効果的で量販店で見かけるような物より高い電圧を発生するので、しつこい大型の八チ、アブ
にも非常に威力を発揮する代物です。
またテント内にいつの間にか侵入している毒虫などにも使えます。
殺虫剤のようにテント内で使用をためらうという事もないので、野外での活動には大変重宝しています。
4、ライト
野営場の夜は真っ暗です。
長く野外での活動を経験しているキャンパーや登山者の方たちは「真の闇」という物を経験したことがあるかと思います。
それは本当に怖いモノです。
目の前に開いた手をかざしても、全く見えなくなります。
自分は中学生の時、山道を降りてくるときに経験しました。
空には厚い雲がかかり、森の中の一本道を照らすのは単二電池二本で照らす小さなライトが一つだけ・・・・
その時は友人と2人でしたが、試しにライトのスイッチを切ったときは驚きでした。2メーター横にいるはずの友人はおろか、自分のつま先すら見えないのです。
テント周辺はランタンが照らし出してくれますが、トイレに行く時や少し離れた炊事場に行く時など、街灯がないような野営場ではフラッシュライトを使わないと夜間の活動に支障が出ます。
自分はメイン一つとサブの物を何本か、それと頭部に固定するタイプのヘッドライトを使っています。
故障その他を考えて必ず複数のライトを用意することをお勧めします。
あと余り小型の物はお勧めしません。
持ち運びには便利なのかもしれませんが、逆を言えばそれは無くしやすいという事につながります。
そしてメインのライトは照度が5000ルーメン程度かそれ以上のライトを強く推奨します。
それ以下では野外の森の中ではようやく足元を照らす程度の能力しかないと心得てください。
自分はサブに1000ルーメン程度のライトを使っています。自宅周辺では十分な能力を見せますが、野外での使用では全くの役不足で、サイト周辺で動き回るときにしか使っていません。
また、細長いタイプのライトですと必然的に光線も細くなりますので、ライトのビーム周辺は光が届かず真っ暗になります。
ビームの絞りを調整できるモデルが使いやすいでしょう。
一番使いやすいのは頭部に装着するヘッドライトタイプで、両手がフリーになりますので夜間の作業から読書に至るまで幅広く活躍してくれます。
5、グローブ
軍手ではなく革製のグローブを用意してください。
自分の経験上、怪我のほとんどは手に集中しています。
小さいモノでは針より細い棘が刺さり、大きなものでは広範囲の火傷から骨に至る切創までほとんどが手です。
大した傷ではないと馬鹿にして手当てせずに作業をしていると、破傷風に感染する可能性もあり、大変危険です。
自然の物は、地面から樹木、水溜りに至るすべての物が雑菌に汚染されているので、少しばかりの傷でも殺菌環境に慣れてしまい、耐性の落ちている現代人には命取りになりうる可能性があります。
キャンプでの怪我で一番恐ろしいのは熱湯による火傷です。
ちょっと斜めに傾いたテーブルの上で、小さなコンロの上で調理をしている時に鍋をひっくり返してしまった経験があります。
その時は天板に隙間の空いた木製のテーブルの上だったので、熱湯は殆どが地面に落ちましたが、天板に隙間のないテーブルであれば500㏄以上の熱湯が下半身に降りかかったかと思います。
衣服の上から熱湯を被ったような火傷は最悪で、しみ込んだ熱湯による広範囲で深い熱傷を負うことになります。
その激痛はすさまじく、最悪救急車を呼ぶことにもなりかねません。
山奥で野良キャンプをしている時などに両手に広範囲な熱傷を負ってしまえば車の運転はほぼ不可能です。また救急車が来てくれる保証は何もありません。
キャンプ中の手の安全には十分な注意を払ってください。
またキャンプ中は手がガサガサになりますので、ハンドクリームを準備するなど、手のメンテナンスも忘れないことです。
6、シューズ
自分は運転中に履く楽な物とサイト周辺を散策するときのトレッキング用の2つ、天候が心配ならプラス長靴を用意してキャンプに行きます。
キャンプ場の環境によりますが、野山をサンダルなどでで歩くのは怪我の元です。
倒木などにつま先をひっかけたり、傾斜地でサンダルがすっぽ抜けて転倒捻挫だけではなく、毒蛇や毒虫の脅威も当然として存在していますので、地形が不安定なサイトではトレッキングシューズがそれに類するシューズに履き替えて行動します。
逆に運転するときにハードなシューズでは足が疲れてしまうばかりか、ペダルの感覚が掴みづらくなりますので危険でもあります。
ケースバイケースで考えましょう。
7、ナイフ、ナタ
キャンプ初心者にはあると便利程度の認識で構いません。
キャンプの趣味が深まってくれば自然と必要を感じてくるはずです。
特にナイフは魔法のツールです。
自分も何本となく持っていますが、何本あってもまた新しいモノがつい欲しくなってしまう不思議な道具です。
ただし、どのような用途に使うのかはっきりとした目的意識を持って選びましょう。
これだけは出来るだけ現物を見てから買い求めることをお勧めします。
特にバトニングに使うつもりであれば、ワンピース構造でグリップのしっかりした頑丈なナイフでなくてはなりません。
デザインや軽さで選んだものは、簡単に刃がこぼれ、時にはぽっきりと折れてしまったりもします。
またナイフ、ナタどちらも道具として扱うのであれば、それなりに習熟とテクニックが必要な道具で、扱いを一つ間違えば冗談ではなく自分の指を切断しかねない危険性をはらんでいます。
自分も何度か痛い思いをしていますが、幸いに数針か縫ってもらう程度で済んでいますが、鋭い刃が筋肉を切断して骨に当たる焼けつくような激しい痛みと、大量に出血する血の始末にてこずった経験は、中々忘れるものではありません。
それと困ったことに、最近は子供に刃物を与えることを忌避している、又は禁じているような社会的風土が浸透しているためか、今の若い方々はナイフに類する刃物の使い方を知りません。
キャンプ場の炊事場で晩飯の支度をしている時、隣に来た男性二人組がBQにでも使うつもりなのか、キャベツにナイフをアイスピックのように突き刺して刻んでいるのを見たことがあります。
下手な恐怖動画よりゾッとしたものです。
初心者が扱う場合は扱いに慣れた者にしっかりとレクチャーしてもらってから手にしてください。
ディキャンプ程度ではナイフの本当の魅力はわからないでしょう。
ただアウトドアにハマり込んでいけば、いずれナイフという道具の素晴らしさが分かってくるかと思います。
8、針金、ガムテープ、パラコード、ツールナイフ
いずれも何かが破損した時や有り合わせの材料で何かを作ったりするような応急処置的な場面で活躍する道具類です。
この4つがあれば大体の局面に対処できます。
ポールを忘れてしまった。テントやタープに穴を開けてしまった。
立ち木に車をぶつけてしまい、バンパーがぶら下がってしまった。
キャンプ中の緊急事態などいくらでも出てきますが、道具類さえあれば知恵と工夫で何とかなるものです。
むしろこのような時こそ緊急に対処できるスキルを磨くチャンスです。
突然の風でタープが吹き飛びそうになった時、一握りのパラコードでタープを繋ぎとめるお父さんの姿は、子供たちや奥様の目にどのように映るでしょう?
一気に株を上げるチャンスなのかもしれませんね。
9、レインギア、スコップ
キャンプと悪天候は切っても切り離せないものです。
特に近年の地球温暖化の影響が目に見えて激しくなってきました。
年を追うごとに厳しくなっていくな猛暑、災害級の突然の豪雨、交通災害を起こすほどの豪雪そして台風級の爆弾低気圧など、気温、雨、雪、風が全て極端に激しくなってきました。
自分はキャンプ中の気象情報には気を使うほうですが、最近は天気予報は二転三転することが多くなったように感じます。
去年は一度だけ豪雨に見舞われることがありましたが、しっかりしたテントとタープのおかげで何事もなく、滝のような雨音を聞きながらポップコーンを齧り、真昼間から缶酎ハイを口に運びながら書き物をしていました。
自分の経験では、しっかりしたテントサイトさえ選ぶことができれば、雨はどれだけ降ろうとさしたる脅威とは考えていません。
要はテントやタープから雨漏りしなければ良いだけなのです。
むしろ脅威なのはテントサイト選びをしくじって雨水の通り道や低地にテントを張ってしまった時です。
地形にもよりますが、早ければ10分もしないうちにあちこちに川が流れだし、低地は池に早変わりします。
そんな場所にテントを設営してしまえば最悪な事にもなりかねません。
極端な話をすれば川の上にテントを張っているようなものなので、サッサと撤収しなければ、すべての物が半水没状態になります。
特に設営中や撤収中の雨風には十分に注意を払うことです。
せっかく買い集めたギアたちを風雨の中にさらしたまま車の中に逃げ込むという訳にもなかなかいかないので、天候が怪しい時は先に着込んでしまう事にしています。
自分はポンチョを常に車載していますので困ったことはありませんが、特に暑いシーズンにはずぶぬれになって設営や撤収しているキャンパーを見かけることがたまにあります。
真夏でも高地などのキャンプ時には危険な行為ですので、レインウェアはキャンプの常備品と考えてください。
レインギアと同様に折りたたみ式の軍用スコップも車に車載しています。
これはどちらかと言えば緊急用のギアとなるのでしょうが、全面舗装というキャンプ場も見たことがありませんし、雪道でスタックした時も役に立ちます。
特に二輪駆動の乗用車などでキャンプを楽しんでおられる方には必須かと思います。
また強めの雨が心配な時はサイトの周辺に溝を掘ってサイトに雨水の流れ込みを防いだり、池になりそうな低地に溝をつけて下に流れるようにすることも可能です。
地面を掘るという仕事は意外と大変で何かの道具で代用という事も難しいので、トランクの中に一つ放り込んでおいても無駄にはならないギアだと思います。
ただし、サイトが芝生だったり、穴を掘ること自体を禁止しているキャンプ場もありますので、事前に確認してからスコップを使うようにしてください。

画像で分かりずらいかと思いますがかなりの豪雨です。
たちまち道が川に変わっていきます。
傾斜のついている泥道は四駆ですらスタックすることがあります。
10、ベアスプレー
これはキャンプそのものには全く必要のないギアです。
したがって、購入するかどうかは個人の考え次第です。
またこのスプレーが必要な状況に出くわした時は、自分や家族友人など大切な人たちの命が危険にさらされている時であり、非常に緊張した状況下での判断を強いられます。
購入する時は値段等で安易に決めたりせず、製品の説明書を熟読して納得したものを購入すべきでしょう。
さらにはキャンプ場に現れた不審人物や暴漢等の対策も考え、ベルト等に常時吊り下げておけるホルスターも当然必要となるので、別途購入すること強く推奨します。
最近キャンプ場を居酒屋と勘違いしているグループキャンパーが多くなってきました。
大騒ぎした挙句に警察を呼ばれたり、、キャンプ場のマナー違反を注意されて逆ギレする者などの話もネットなどで見かけるようになりました。
更に大勢の人間がいるキャンプ場から女児が忽然と消えてしまったりしています。
現在のアウトドア環境は非常に荒れていると言っても過言ではないでしょう。
残念な事です。
当たり前のことと感じるでしょうが、一生に一度あるかないかのための備えです。
その瞬間に手元に無いのでは準備しなかった事と同じことになります。
もしかしたらその後、一生悔やむ事となるかもしれません。
野外に一歩踏み出したら警戒は怠らないことです。
大体はこんなところでしょうか?
後は、洗濯バサミとか日干し用ネットとか防水バックとか・・・書き出したらきりがなくなります。
また、便利な反面荷物もどんどん増えていきます。欲しくなる物も増えて沼に嵌まっていくわけです。
自分も去年は結構買い込みました。
だいたい欲しいモノは手に入れましたので、今年は一区切りです。
もう少しの辛抱です。
雪深いこの東北の地でも四月頃にはキャンプができるようになります。
ちょっと気が早いのですが、明日辺りに近場のキャンプ場をのぞきに行ってみようかと考えています。
また大きな地震にさらされました。
幸い、ここ八戸は軽微な被害で済みました。
被災された地が一刻も早く復興されるよう心より祈っております。
では、また。
Posted by masada556 at 00:56│Comments(2)
この記事へのコメント
こんにちわ!はじめましてyotaro75と申します。ジープ素敵ですね憧れます♪
Posted by yotaro75
at 2021年03月01日 09:01

はじめましてyataro75様。
このとおり不定期な更新ではありますが、お暇なときにでもまたいらしていただければ幸いです。
このとおり不定期な更新ではありますが、お暇なときにでもまたいらしていただければ幸いです。
Posted by masada556
at 2021年03月02日 21:59
